月の結婚指輪 | 婚約指輪を手作りしてみる?

HOME » 結婚指輪 » 月の結婚指輪

月の結婚指輪

神秘的な月

月がモチーフになった結婚指輪は、とても神秘的。とある和風ブライダルジュエリーブランドが扱っているのは、シンプルな形の結婚指輪。イメージは新月です。
月は1年中光り輝くものですが、唯一姿を消すのが「新月」になります。しかし新月は肉眼で確認できないだけで、実際はいつもと変わらない美しい輝きを放っています。例え姿が見えなくとも、愛する気持ちに変わりはないというもの。離れてもお互いを思う気持ちを形にした結果、とてもシンプルなデザインになったのでしょう。

人と月の関りは数千年前から

人々が月に惹かれるのは、今に始まった事ではありません。歴史をさかのぼれば、数百年・数千年前にも遡ります。数千年前に作られたとされる御伽噺では、月が超重要キーワードになっていました。また和歌にも、月を題材にした詠が残っています。1個1個あげれば、キリがないほどです。
さらに科学が進んだ現代になると、人類は直接月へと向かいました。日本も無人ではありますが、月面着陸に成功しております。

不完全なもの

月に惹かれる理由は、諸説出ています。ただ日本人に限って言えば「不完全なもの」だからでしょう。日本では月と同じく「わびさび」が根付いています。「わびさび」とは、不完全なものを「否定」することなく不完全そのものを愛おしく感じる美学です。
「わびさび」を最も具現化したものといえば、金継ぎでしょう。割れた器を漆で繋ぎ合わせることにより、独特の模様を描くものです。割れた器は不完全なものですが、不完全なものでも漆で繋ぎ合わせることにより芸術的な物へと仕上げていきます。

結婚は新月

月は、365日満月というわけではありません。冒頭に取り上げたように、全く見えない新月の時もあります。日によっては、微妙に欠けた月を目にすることもあるでしょう。
結婚はゴールではなく、本当の意味でのスタートになります。まだまだ未完成の状態。それこそ「新月」の状態になっているのです。新月から美しい満月へ。そんな願いが心の奥底にあるからこそ、月をモチーフにした結婚指輪に人気が集まるのかもしれません。